Vol.57|育つことへの不安――見えない土の中を信じて

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🌱 地上は元気、でも……

700平米の畑に広がる大根の葉たちは、風に揺れてとても元気そうに見えます。

でも、ふと立ち止まって見ていると、心のどこかに不安がよぎります。

「ほんとうに下(根)は育っているのかな?」

「葉だけ立派で、実はまだ細いままかもしれない」

掘って確かめたいけれど、それはできない。

見えないからこそ、信じるしかない――そんなもどかしい時間です。

☀️ 風と土のあいだで

風が吹くたびに、葉の裏がひらりと返ります。

そのたびに“生きている”ことは確かに伝わってくる。

でも、それと同時に「この下にどんな世界が広がっているんだろう」と想像してしまいます。

根がまっすぐ伸びているか、途中で曲がっていないか。

土の硬さや水の加減は足りているのか。

頭で考えても、答えは出ません。

💭 育つことを“信じる”ということ

農業を始めてから、“待つこと”の大切さを何度も感じてきました。

でも、“信じて待つ”のはまた少し違う。

結果が見えないまま続ける作業は、思った以上に心が揺れます。

それでも、目の前の葉が風に揺れているのを見ると、

「大丈夫。きっと育ってる」

そう言い聞かせながら、土の匂いを吸い込みます。

🌾 未来はまだ土の中

育つことって、もしかしたら人も同じかもしれません。

外から見えなくても、目に見えないところで少しずつ変わっている。

焦らずに、ちゃんと時間をかけて根を張る。

いまはその途中。

大根も、私も。

まだ見えない未来を信じながら、今日も畑に立っています。

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