Vol.79|初めての収穫、水菜とほうれん草――“育てた手で摘む”という喜び

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🌱 はじめての収穫

畑に出ると、朝露をまとった葉がきらきら光っていました。

見慣れた畝(うね)にしゃがみ込むと、

そこにはしっかりと根を張り、青々と育った水菜とほうれん草の姿。

種をまいたあの日から、何度も天気を気にし、

発芽を喜び、虫食いにため息をつきながらも見守ってきた野菜たち

いざハサミを入れるとき、

ありがとう」と声をかけずにはいられませんでした。

🥬 “食べるため”ではなく、“育つ姿”を見届ける時間

野菜を育てていると、

食べるための作物”という感覚が少しずつ変わっていきます。

毎日、少しずつ葉を伸ばしていく姿を見ていると、

ただの「食材」ではなく、

いっしょに生きている存在”のように感じてしまう。

だからこそ、初めて収穫するときの気持ちは、

うれしさと、ほんの少しの寂しさが混じったような、

不思議な感情でした。

🥗 かごいっぱいの命の色

かごに並べてみると、

水菜のやわらかな緑、ほうれん草の濃い緑、

そして紅白のかぶのコントラスト。

自然がつくる色は、本当に見飽きない。

スーパーで並ぶ野菜とは違って、

少し不揃いで、形も個性がある。

でも、それこそが“自分の畑の野菜”の証です。

💭 “いただきます”までが物語

これまでは“収穫”がゴールだと思っていたけれど、

実際にはここからが新しい始まり

このあと洗って、調理して、味わう――

そのすべての工程に、自分の手が関わっている。

ひとつの野菜ができるまでの時間を思い出しながら、

「いただきます」と手を合わせる瞬間

“生きる”ということの意味が、少しだけ近くに感じられました。

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