Vol.45|ハウスの害虫・害獣対策――初めての防衛戦

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🌱 小さな異変に気づく
ある日、いつものようにハウスを見回っていると、葉がかじられていたり、土に小さな穴が開いていたりと、見慣れない跡を見つけました。最初は「気のせいかな?」と思ったものの、翌日にはさらに被害が増えているような気がして嫌な予感が確信に変わりました。
これまで「育てる」ことばかり考えていましたが、「守る」ことも同じくらい大切なんだと実感した瞬間でした。

🐛 目に見えない侵入者たち
ハウスの中とはいえ、外とつながっている以上、虫も小動物も自由に出入りできます。バッタやナメクジ、名前のわからない幼虫、そして夜の間に土が掘り返されたような跡もありました。「もしかして小動物?」と少し背筋が冷えたのを覚えています。

🔧 側面にネットを取り付ける
ハウスの側は開閉式になっており、そこが侵入口になっていたようでした。以前、ハウスを組み立てている時にネットの設置も検討していましたが、「まあ大丈夫だろう」と見送ってしまっていました。結果的に、その判断が甘かったと痛感。
後からネットを取り付けることになったのですが、施工はなかなか大変で、強度的にも少し心配な部分がありました。無理やり感は出てしまいましたが、ないよりは断然マシ。これは親方からのアドバイスでした。「やらんより、やったほうがええ」と言われ、その言葉に背中を押されました。

🚪 出入口も閉め切ることに
これまでは日中にハウスの出入口を開けっぱなしにしていましたが、それも害獣の出入りを招く原因に。以後は必要な時以外は閉め切り、夜間はしっかり施錠するようにしました。少しの手間で被害が防げるなら、それだけでも大きな前進です。

💡 育てるだけじゃない農業
この経験で、農業は「育てる」だけではなく「守る」ことも含めて一つの仕事だと強く感じました。自然の中で作物を育てるということは、同じ自然の生き物たちとの攻防でもあります。
完全な防御にはまだ遠いけれど、少しずつ、自分の畑を自分の手で守る力を身につけていけたらと思います。

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