Vol.29|ミニトマトの発芽と、芽が出ない種

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🌱 嬉しい発芽の瞬間
数日前にまいたミニトマトの種から、小さな芽が顔を出しました。ポットに並んだ黒い土の中から、ピンと背を伸ばすように双葉がのぞいた瞬間は、やっぱり特別です。白菜やラディッシュのときと同じように、「芽が出た!」という喜びで胸がいっぱいになりました。
小さな緑色の双葉はとても頼りないけれど、その小さな命にこれからの未来が託されていると思うと、つい顔がほころんでしまいます。

🍅 芽が出ないポット
ところが――全てが順調だったわけではありません。用意した2種類のミニトマトのうち、片方は順調に発芽したのに、もう一方は何日待っても芽が出ないのです。毎朝ポットをのぞき込んでは「今日こそ出てるかな?」と期待して、けれど何も変わらない黒い土を見て落胆する。その繰り返しでした。
同じようにまいたはずなのに、どうして片方だけ芽が出ないのか。種の状態?水の加減?土の違い?原因を探そうと頭を悩ませましたが、正直なところまだわかりません

🪴 成功と失敗のあいだで
発芽したポットを見れば嬉しくて、芽が出ないポットを見れば不安になる。その気持ちの揺れを何度も繰り返しました。
でも、これも農業の一部。すべてが思い通りにいくわけではなく、うまくいくものもあれば、全然ダメなものもある。成功と失敗が隣り合わせにあるからこそ、育てる喜びや学びが大きいのだと思います。

💡 まずはやってみる
今回のことで改めて感じたのは、「やってみないとわからない」ということ。種の種類や管理の方法で結果が変わるのなら、それを知るには自分で試してみるしかない。
芽が出なかった種も、無駄ではなく経験のひとつ。次にどう工夫するかのヒントを残してくれた存在です。
畑に立つたびに思います――失敗も成功も、すべて自分の経験値になるのだと。ミニトマトの小さな芽たちは、そのことを改めて教えてくれました。

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