Vol.23|見えない土台を整える――肥料まきの大切さ

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🌱 畑の準備を整える
今日は、これまで手をつけられていなかった残りの畑に、鶏糞・バーク・肥料をまいていきました。
新しい畝を立てる前に、まずは土をしっかりと整えることが大切。種や苗を植える作業よりも地味で目立たないけれど、土台があるからこそその上に野菜が育つのだと、少しずつ分かってきました。

🪵 バークと鶏糞、肥料
まずはバーク。これは腐葉土のことで、木の皮を細かく砕いたもので、土をふかふかにし、水はけや通気性を良くしてくれます。以前、土木の仕事をしていた頃にも現場で使っていたので、袋を開けた瞬間、あの頃の記憶がよみがえり、なんだか懐かしい気持ちになりました。

鶏糞はその名のとおり鶏の糞を発酵させた肥料。強い匂いはあるけれど、窒素やリン酸が豊富で、野菜にとっては力の源です。
そして化学肥料は、野菜がすぐ吸収できる速効性の養分。三つを組み合わせることで、土の状態を整え、バランスよく栄養を補うことができます。

🧑‍🌾 汗を流しながら
広い畑に均等に撒いていくのはなかなかの重労働。スコップを握る手に力が入り、腰や肩にじわじわ疲れが溜まっていきます。けれど、畑に広がっていく白い粒や茶色のバークを見ていると、「少しずつ畑が変わっていく」手応えが感じられて、不思議とやる気が続きました。

🚜 耕運機で混ぜ込む
肥料をまき終えたら、耕運機の出番です。エンジンをかけると「ガガガッ」と音を立てて刃が回転し、地面が一気に掘り返されていきます。表面の固い土がほぐれ、黒くて柔らかそうな土が顔を出す瞬間は何度見ても気持ちがいい。
最初のころはまっすぐ進めず、畑の上で右往左往していましたが、最近は少しずつコツをつかみ、リズムよく進められるようになりました。機械の力と自分の動きが合わさって、畑がどんどん変わっていく様子は達成感があります。

💡 土づくりは未来づくり
こうして肥料を入れて耕す作業は、すぐに結果が見えるわけではありません。種をまいて芽が出る瞬間のような派手な感動はないけれど、この下準備があるからこそ未来の収穫につながる。
土の中に養分を蓄え、野菜が根を張りやすくなる環境を整える。見えない部分を支えるからこそ、地上に立派な葉や実が育つのだと改めて感じました。

✨ 作業を終えて
耕運機の音が止まり、静かになった畑を見渡すと、真っ黒な土がきれいに広がっていました。全身汗だくで、腕も足もパンパン。それでも、心はどこかすっきり。
「これで準備は整った。次は何を植えようか」――そんな前向きな気持ちが湧いてきて、疲れも心地よく感じられました。

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