Vol.19|「お前らしい畝やな」――まずはやってみる!

カテゴリー

🌱 はじめての二十日大根
今日は二十日大根の種まき。しかも、欲張って2種類に挑戦です。
袋を開けた瞬間、思わず「ちっちゃ!」と声が出ました。手のひらに乗せると、砂粒のように軽くて小さい。これを均等にまくなんてできるのかな、と少し不安に。

🌿 畝づくりからの挑戦
実は畝を作るのも初めて。師匠に教えていただいた通りにやったつもりでも、出来上がったのは曲がっていてテキトーなもの。正直、「畝?」と呼べるかも怪しい出来栄えでした。

それでも、夏休みの自由研究みたいな感覚で挑戦できたのは、自分の中では大きな回復のサイン。「これでいいのか」と不安になりながらも、「ま、いいか」と思える気持ちもありました。大事なのはまずやってみること。失敗も成功も、やらないと得られない。経験値を貯めるための挑戦だと、自分に言い聞かせました。

🥗 すじまきで2列
畝を整えて、すじまきで2列に。浅く筋をつけ、そこに種を落としていきます。
ところが、小さすぎて同じところにポロポロ落ちたり、逆に全然入らなかったり…。思い通りにはいかないけれど、そんな不器用さも「自分らしい種まきだな」と笑ってしまいます。覆土して、手のひらでそっと押さえると、やっとひと息つけました。

🍴 二十日で収穫できる楽しみ
せっかく挑戦するのだから、いろんなものを植えてみたい!ということで、おすすめいただいたお野菜にもどんどんチャレンジしていこうと思います。

二十日大根は収穫までだいたい1ヶ月ほどらしく、はじめての私にピッタリのお野菜。通称ラディッシュと呼ばれますが、沖縄で食べたりお店で見た記憶もなく、自分で料理したこともありません。この機会に、育てることも料理することも初めて体験。想像するだけでワクワクします。

💡 折れた心が少し元気に
種まきを終えた頃、親方が見に来てくれました。畝を見てひとこと――「お前らしい畝やな」。
思わず笑ってしまいましたが、その言葉に少し救われた気もします。まっすぐじゃない、きれいでもない畝だけど、それが今の自分らしさ

前回、師匠に「早よやっても意味ない」「今やってもしゃーない」と言われて心が折れていたけれど、この二十日大根には救われる気がします。待つ農業の中に、こんな“早く育つ楽しみ”があること。小さなタネと一緒に、また希望をまけたようで、気持ちも少し軽くなりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました